大人ニキビをピルで改善

ピルによる副作用も確認しておこう

2018年05月11日 15時44分

ほぼ100%という避妊効果、生理と整理に関する不快感の軽減、そしてニキビや肌質の改善など、多くのうれしい効果をもたらすピルですが、いいとこだらけというわけではありません。多くは軽いものですが、副作用についても知っておきましょう。
 
ピルで食欲旺盛に?
ピルを服用することで、食欲が増進してしまう女性がいます。これはプロゲステロンが持っているアントロゲン(男性化)作用です。薬の相性もあると考えられますが、ピルの服用初期によく見られる副作用です。
 
不正出血
不正出血もピルを服用しているとよく見られる副作用です。ちょっと心配になる症状ですが、やはりピルの服用初期、服用し忘れなどの際に起きることが多いようです。服用当初は、体内に剥がれた子宮内膜が残っている可能性があり、これにより出血が続きます。また、エストロゲンの量が増えることで子宮内膜は厚みを増していきますが、エストロゲンが急増すると、分厚くなった子宮内膜を支えることができず、剥がれて出血することがあります。
 
頭痛、吐き気など
ピルの服用を開始すると、ほどなく「つわり」のような吐き気や頭痛などの症状をおぼえる人がいます。その他に乳房が張るなどの症状が出る場合もあります。このような症状は、数日から1ヶ月程度でなくなることがほとんどですが、長引くようでしたら医師に相談してください。
 
血栓症
決して確率は高くありませんが、もっとも危険な副作用だと言えます。血管内に血栓ができる状態で、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾患がこれに該当します。ただし、服用を開始する前の問診と血液検査により、血栓症のリスクがあるかどうかは慎重に判断されます。
 
ニキビに悩まされているなら、ピルでの治療も考えてみましょう
ティーンエイジャーの頃から、ずっとニキビに悩まされているという女性は少なくありません。ニキビの多くは、ホルモンバランスの崩れを原因としています。ピルを規則正しく、継続して服用することでホルモンのバランスを整え、エストロゲンの効果でニキビのできにくい体質作りをする。これがピルを使用するニキビの治療法です。